なぜ、一生懸命ヨガを教えているのに稼げないのか
週に15回もレッスンをこなして、
朝も夜も、土日も働いている。
それなのに、月収は30万円以下。
忙しすぎて家族との時間もない。
身体は限界を感じている。
「なぜ、こんなに頑張っているのに稼げないの?」
その答えは、シンプルです。
ビジネスモデルが間違っているからです。
この記事では、ヨガ講師が稼げない本当の理由である
「ビジネスモデルの間違い」について、詳しく解説していきます。
ビジネスモデルとは何か
まず、ビジネスモデルとは何かを理解しましょう。
ビジネスモデルとは、「どんな商品を、誰に、いくらで、どう売るか」という仕組みのことです。
多くのヨガ講師は、このビジネスモデルを意識せずに、ただレッスンをしています。
「ヨガを教えていれば、そのうち稼げるようになるだろう」
そう思っているかもしれませんが、それは大きな間違いです。
どれだけヨガのスキルがあっても、ビジネスモデルが間違っていたら、絶対に稼げません。
グループレッスンという薄利多売のビジネスモデル
ほとんどのヨガ講師が選んでいるビジネスモデル。
それは、グループレッスンという薄利多売モデルです。
具体的に計算してみましょう。
【グループレッスンの収入計算】
- 1回2000円のレッスン
- 5人の生徒が参加
- 1レッスンの売上:10,000円
- 場所代や交通費を引くと、利益は約7,000円
これを月に20回やっても、月収14万円です。
しかも毎回５人必ず来てもらってこの計算になります。
５人、あるいはそれ以上来てもらうために
集客が必要になるので、時間と労力がそこにも必要になります。
これが、薄利多売のビジネスモデルの限界です。
薄利多売モデルの3つの問題点
グループレッスンという薄利多売モデルには、3つの致命的な問題があります。
問題①：物理的な限界がある
あなたの身体は一つしかありません。
1日に教えられるレッスン数には、物理的な限界があります。
今は可能かもしれませんが、年齢を重ねた５年後も同じ働き方ができるしょうか。
問題②：労力が増えても収入は比例しない
生徒が増えれば増えるほど、忙しくなります。
でも、収入は比例して増えません。
なぜなら、グループレッスンの単価は変わらないからです。
10人教えても20人教えても、1レッスンあたりの収入は同じ。
むしろ、人数が増えれば増えるほど、
一人一人に向き合えなくなり、質が下がります。
これでは、疲弊するだけです。
問題③：価値を提供できない
グループレッスンでは、生徒一人一人の悩みに向き合うことができません。
肩こりを治したい人。
骨盤を整えて美しくなりたい人。
人間関係の悩みを解決したい人。
これらの人を、同時に満足させるレッスンは不可能です。
だから、グループレッスンは「その場では気持ちいい」けれど、
根本的な悩みは解決しません。
悩みが解決しないから、価値が低い。
価値が低いから、3000円以下にしないと売れない。
これが、グループレッスンが稼げない構造的な理由です。
大企業と個人事業主の違い
「でも、コンビニも100円のおにぎりをたくさん売って稼いでいるじゃないか」
そう思うかもしれません。
確かに、薄利多売は大企業なら成り立ちます。
なぜなら、大企業は人件費に多額の投資ができるからです。
セブンイレブンは、全国に何万店舗もあり、何万人もの従業員を雇えます。
だから、100円のおにぎりでも稼げるのです。
でも、あなたは個人事業主です。
個人事業主が薄利多売をやっても、絶対に稼げません。
身体は一つしかなく、時間も有限だからです。
稼げるビジネスモデルとは
では、稼げるビジネスモデルとは何か。
答えは、高単価・少人数・長期契約のパーソナルモデルです。
具体的には、こうです。
【稼げるビジネスモデルの例】
- 商品:年間50万円のパーソナルヨガ
- 内容:月2回のセッション(全24回)
- 対象:本気で人生を変えたい人
このビジネスモデルなら、月に2人契約を取れば、月収100万円です。
月2回のセッションなら、週に4日働くだけ。
残りの3日は、家族との時間や自分のための時間に使えます。
これが、時間もお金も自由になる働き方です。
なぜ高単価にする必要があるのか
「50万円なんて、高すぎる!」
そう思いましたか?
でも、考えてみてください。
月収30万円稼ぐのに、どちらが現実的ですか?
パターンA(グループレッスン)
- 2000円のレッスンを150回売る
- 月に150回レッスンをする(1日5回×30日)
- 物理的に不可能
パターンB(パーソナルヨガ)
- 30万円の商品を1人に売る
- 月に2回、セッションをする
- 十分可能
答えは明らかですよね。
30万円の商品を1人に売る方が、圧倒的に簡単なのです。
高単価だからこそ価値を提供できる
高単価の商品には、もう一つ重要な理由があります。
それは、高単価だからこそ、本当の価値を提供できるということです。
年間50万円のパーソナルヨガなら、
月2回、1年間で24回のセッションができます。
この24回で、生徒の悩みの根本原因に向き合い、
思い込みを書き換え、理想の未来に連れて行くことができます。
腰痛が治り、人間関係が変わり、人生が変わる。
これが、本当の価値です。
でも、1回2000円のグループレッスンでは、この価値は提供できません。
その場で気持ちよくなるだけで、根本的な悩みは解決しないからです。
なぜ長期契約が必要なのか
「1回や2回のパーソナルではダメなの?」
ダメです。
なぜなら、生徒の悩みを根本から解決するには、時間がかかるからです。
例えば、腰痛。
腰痛の原因は、身体の使い方ではありません。
「自分を大切にしない」という思い込みが、腰痛を作り出しています。
「もっと頑張らないといけない」
「休んではいけない」
「自分を後回しにしなければいけない」
こうした無意識の思い込みが、身体に負担をかけ、腰痛として現れているのです。
この思い込みを、1回のレッスンで書き換えることは不可能です。
何度も何度も、時間をかけて、気づかせてあげる必要があります。
だから、半年から1年の長期契約が必要なのです。
ビジネスモデルを変えないとどうなるか
もし、今のままグループレッスンを続けたら、5年後、10年後、どうなっているでしょうか。
身体は、今よりもっと疲れています。 でも、収入は変わりません。
なぜなら、グループレッスンの単価は上げられないからです。
むしろ、年齢を重ねるごとに、身体的な限界を感じるようになります。
そして、いつかこう思う日が来ます。
「もう、ヨガを続けられない」
これが、ビジネスモデルを変えなかった人の末路です。
今すぐビジネスモデルを見直す
ヨガ講師が稼げない理由は、ビジネスモデルが間違っているからです。
あなたのヨガのスキルが足りないからではありません。
あなたの指導力が低いからでもありません。
ただ、ビジネスモデルが間違っているだけ。
グループレッスンという薄利多売モデルを続けている限り、何年やっても豊かにはなれません。
でも、高単価・少人数・長期契約のパーソナルモデルに変えれば、稼げるようになります。
必要なのは、ビジネスモデルを変える決断だけです。
あなたは、どちらの人生を選びますか?
パターンA:グループレッスンを続ける
- 週に15回レッスンをして、月収20万円
- 忙しすぎて家族との時間もない
- 身体を壊すまで働き続ける
パターンB:ビジネスモデルを変える
- 週に4日働いて、月収100万円
- 家族との時間、自分のための時間がたっぷりある
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ご自身で頑張ればいいと思います。
いずれにしても「レッスンをするだけ」「ヨガを教えるだけ」という時代は、近い将来終わります。
今のうちに、結果が出るビジネスモデルに変えていかなければ、
生き残ることができません。
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